冬の味覚と言えばカニという人も多いのではないでしょうか。そんなカニですが、カニの脚にタグがついているのを見かけたことはありませんか。見たことのある人なら、あれは何なのだろうと思ったに違いありません。実は、
ズワイガニの脚につけられているタグはズワイガニのブランドを表しているようです。
どういうことでしょうか。ズワイガニは、水揚げされる漁港によってブランドが異なります。例えば、有名どころとしては、福井県越前港に水揚げされるズワイガニは越前ガニと呼ばれています。
また、京都府の港で水揚げされるものは間人蟹や網野蟹と呼ばれていて、兵庫県で水揚げされるものは津居蟹や香住蟹、浜坂蟹、柴山蟹と呼ばれています。
このように、カニにタグ付けすることにより、カニがどこで水揚げされたものなのかが一目でわかり、それゆえに、他のカニと区別することができるのです。ズワイガニファンの中には、
このタグ付けのカニの食べ比べをするという人もいるくらいで、カニの差別化という意味では非常に重要な意味を持つものとなっていると言えるでしょう。